室戸基地だより

高知県室戸市でウミガメ保護を中心に活動している漁師のNPO(日本ウミガメ協議会室戸基地)のスタッフブログです!

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高知県室戸市でウミガメ調査・保護を中心に活動している漁師のNPO(日本ウミガメ協議会室戸基地)のスタッフブログです!
魚、ウミガメ、クジラなどなどたくさんの生物情報をお届けします!
ミニツアーやウミガメ出前授業などのプログラムも実施しています。お気軽にご相談ください!
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2012. 08. 29

夏といえばイベントっ!!!その2

毎日毎日溶けてしまいそうなほど暑いですね〜
沖縄、九州地方の方は台風大丈夫でしょうか??

さてさて、今回も前回に引き続きイベント参加紹介〜

高知県では教育委員会さんが"若者eco応援隊"という
取り組みを行っています。

高校生や大学生が地域の環境問題の解決に向け、自分で考え、
地域の人々と一緒に環境保全をしよう
といった取り組みです。

夏といえばイベント!イベントといえば合宿!(?)
若者たちが"室戸少年自然の家"で合宿研修をするとのこと

そこで漁師のNPOでは『室戸の海からみた環境』というテーマで
ウミガメと環境についての講演をさせていただきました

2_20120807144434.jpg

あまり知られていないマニアックなウミガメおもしろ生態をご紹介したり、
自然環境とウミガメ保護の関わり方や取り組みをお話ししたところ...

学生さんの真剣な眼差し!ノートを一生懸命とる姿!に
さやえんどう感動

そこで...
勉強熱心な学生さん達のためにサプライズゲスト登場

4.jpg

講演会の朝に近くの港で網にかかってしまったため保護した
アカウミガメさんです

体長70cm、体重50kg!!!とビッグサイズです

高知にウミガメが産卵に訪れることを知ってはいても、
実物のウミガメを見るのは初めて!という学生さんが
多く、皆さん興味津々

講演が終わったら近くの港から放流するよ、と話すと
"産卵しにまた戻ってきてね"と声をかける学生さんも

講演会の後には座談会も開催され、
学生さんの熱い生の声を聞くことができました

5.jpg

初心忘るべからず
学生さんたちの頑張る姿を見て、残りの夏も頑張ろうと思った
さやえんどうでした
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2012. 08. 21

夏といえばイベントっ!!!

夏と言えば子供たちや学生さんは夏休みに入ります
みなさん何処かお出かけしましたか
夏休みの楽しい思い出を作るために様々な場所で
いろいろなイベントが盛りだくさんです

私たちは漁師のNPOを知ってもらうために
インベントに参加させていただきPR活動を行ってきました
今日はその中の1つをご紹介します

5日に室戸市のやすらぎ会館で
『おはなしコンサート』と言うイベントが開催されました(^○^)/
内容はこどもたちに絵本の読み聞かせです

私たちは海に関係する仕事をしているので
それにちなんだ本を選ぼうと、図書館に行き探すに探した結果...
選んだ本は『にじいろのさかな』と言う本です
読んでみると本当に大切なものは何か考えさせられる
ぐっときた本でした

本の中には何種類かの生き物が登場します
生き物たちのキャラに合わせて声色を変える練習が必要です!
私はそういうのが苦手&人前に立つのも苦手...
テレビ出演したのに何言ってるかって??
苦手なものは苦手なんですー
本番に向け、さやえんどうに特訓されながら練習しました


絵本を読み聞かせた後、お得意の!?『おさかな天国』を
子供たちと一緒に簡単な手遊びを入れて一緒に踊ることを計画
踊りの方も2人とも恥じらいを捨て練習に励みました

いよいよ本番当日
たくさんの方が来てくださっていました

私たちの順番がやってきてこれまたお得意の仮装をして登場~
子供たちは『カメ~、ニモ~ニモやぁ~』と声を上げ大喜び
目は真剣に絵本を見て、耳は私たちの声に傾けてくれていました

IMGP3652_20120817103444.jpg

読み聞かせが終わった後、『おさかな天国』に出てくる魚を紹介して
一緒に踊りましたぁ(またこれを歌うときがくるとは...)

DSC_0015_20120817103430.jpg

子供たちはすぐに振付を覚えてくれて、一緒に踊ることができました
子供は可愛くて、癒されますね

子供たちにお魚は身体にいいので
たくさん食べてねと言うと大きな声で
『は~い』との良い返事が返ってきました
これを機会に魚好きの子供たちが増えるといいな
(さかなくんみたいになる子がもしかしたらいるかも!?)

今回の『おはなしコンサート』の件を
高知新聞の方が記事にして下さいました
大きく掲載していただき、ありがとうございました

着ぐるみを着て登場したのはとても恥ずかしかったですが
子供たちの笑顔が見え喜んでくれたので、
参加して良かったと思ったCBなのでした

2012. 08. 12

漁師の知恵

夏も本番と言ったところでしょうか。
暑い毎日が続いていますね
私たちが仕事をしている事務所にはクーラーがありません
昼間は部屋がサウナ状態です
扇風機で暑さをしのいで、エコ活動にかなり貢献しています

さて、今日のお話に入りまして
みなさんカジキと言う魚をご存知ですか
海を泳ぐ生き物の中で一番早く泳げる魚です
釣好きな方はカジキ釣りなんて憧れではないでしょうか

私たちが調査で見回っている漁港の漁の網にカジキが上がりました(゜o゜)
全長約2mぐらいの巨大カジキです
IMGP3059.jpg

IMGP3064.jpg

私と大きさ比べ!!
大きいですね~
ただでさえ小さい私がさらに小さく見えます

このカジキの肉は売り物になりますが、
残ったカジキのある部分を使って
漁師さんは道具を作るんです

そのある部分とはカジキの特徴でもある
上顎(吻ともいいます)です

まずは上顎を切り落とし海水に浸けて肉を落とします
IMGP3737.jpg

肉が落ちたら
表面からの乾燥を防ぐために、エンジンオイルに浸けます

加工してできあがったものを『スパイキ』と呼ぶそうです

IMGP3740.jpg

このスパイキを何に使うのかと言いますと
実際の作業の流れを写真を使って簡単に説明します

まず用意する物は、スパイキとタイヤとロープ
IMGP3674.jpg

ロープの目にスパイキを通します。
するとロープの目の間に隙間ができるので
その隙間にまたロープを交差するよう入れていきます
このような作業を『さす』と言います

IMGP3677.jpg

そうすると。。。

IMGP3678.jpg

じゃじゃあん
ロープの先に輪っかを作ることができました
これで輪っかはほどけません

このロープを使って生簀のクッション用タイヤを吊るしたり
生簀に網を張る際に役立ちます

IMGP3680.jpg

市販の道具を使うよりも
昔からの手作りスパイキの方が手に馴染み
使い勝手がいいそうです

こんな風に活用しているなんって驚きました
他にも漁師さんの知恵を教えてもらい、みなさんにご紹介したいと
思ったCBなのでした

2012. 08. 01

"無念の死"

今日から8月
皆さん台風10号大丈夫ですか
高知では朝方から昼にかけて強風、大雨で
外に出たら飛ばされそうでした


先日、高知市のとある土木事務所さんよりお電話が..
またしても高知県南国市でウミガメの死体が浜にあるとのこと
いつもご連絡ありがとうございます

さっそく現場へ急行すると..

IMGP3113.jpg

えっっ

IMGP3116.jpg

ブロックの間に挟まって死んでる...

1枚目の写真、よく見ると手前からブロックに向かって足跡がついています...
どうやら産卵するために上陸してきて、
産卵場所を探している最中にブロックに挟まり、
そのまま息絶えてしまったようです...

CBと2人で引き上げて見ると、


画像注意:少し衝撃的な写真です)



IMGP3128.jpg

仰向けにした状態ですが、写真右下の足下に卵が数個...

足の付け根が腐敗して、皮膚が破け、体内の卵が出てきてしまったようです。
この後その場で解剖調査をしましたが、体内には数十個の卵が...

やはりお母さんウミガメだったようです。
酷い...
酷すぎる...
しばらく呆然と立ち尽くしてしまいました。

挟まってしまったブロックは"緩傾斜護岸(かんけいしゃごがん)"と呼ばれる
水害を防ぐための堤防補強ブロックでした。

人間のために作ったブロックが海の生き物の命を、
そしてこれから生まれてくるはずだった新しい命をも奪ってしまいました。

この状況、知らないと、知らないままで済んでしまいます。
なんとか多くの人に知ってもらいたいと思い、高知新聞の方と連絡を取り
記事にしていただきました。

高知新聞


確かに、海のそばに住む人たちにとって護岸ブロックは必要な物です。
でも、自分たち人間だけのことを考えて作ったものが他の生き物に
迷惑をかけてしまうという状況は悲しすぎます。

皆で考えて、人間と他の生き物が共存できるようなものを作れないか。
そんな思いで記事にしていただきました。

すると...
数日後、浜を管理している企業の方から連絡が

新聞を読んでいただけたようで、今後どのように対処していったら良いかの
ご相談を持ちかけていただけました。

少しずつ、少しづつではありますが、
こうやって活動していれば何か伝わるものがあるのかなと、
何か変わっていくものもあるのかなと、
感じることができました。

ウミガメのため、海の生き物のため、人間のため!
(ちょっと話が大きすぎる!?)
皆が気持ちよく暮らせるような、そんな環境作りもしていけたらなぁと
あらためて心に思ったさやえんどうでした


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