室戸基地だより

高知県室戸市でウミガメ保護を中心に活動している漁師のNPO(日本ウミガメ協議会室戸基地)のスタッフブログです!

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高知県室戸市でウミガメ調査・保護を中心に活動している漁師のNPO(日本ウミガメ協議会室戸基地)のスタッフブログです!
魚、ウミガメ、クジラなどなどたくさんの生物情報をお届けします!
ミニツアーやウミガメ出前授業などのプログラムも実施しています。お気軽にご相談ください!
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2012. 09. 30

エビ網解禁!!!


また台風がきましたね...
室戸は今日一日中吹き荒れる予報になっています
風が強すぎて家の壁が一部剥がれてしまいました...
強風の恐ろしさをかなり感じました


天気が悪いので気分があまり上がらないと言う方!
楽しい情報をお届けしますよ~

それはイセエビ漁(通称エビ網)の解禁です


お隣の県徳島県牟岐町ではイセエビを狙ったエビ網漁が盛んです
室戸から牟岐まで車で1時間の距離なので見学に行ってきました
網には商品にならない魚やカニなどもたくさんいるので
実はそれをいただけるんです!!

貴重な生物がいただける機会でもあり
近隣の海の中の生物調査の為、エビやカニが欲しいのです!!


台風16号の影響でスタート日が遅れてしまいましたが
牟岐は9月21日から始まりました
初日はイセエビがたくさん獲れるので
漁師さんたちも気合が入っています
なので私たちも漁師さん以上に張り切って早起きをし
朝の3時に室戸を出発~


外はまだ真っ暗で空には星が輝き
道路にはシカ(群れでお食事中)がいました


牟岐に到着すると、みなさん漁から帰ってきており
網からイセエビを一匹一匹手作業ではずしている真っ最中

IMGP4467.jpg

カゴの中を見てみると、います!います!!
イセエビが大漁です!!!!
IMGP4461.jpg

各箇所を見回っているといきなり
『イセエビ食べ~』と剥いて下さいました!!
IMGP4465.jpg

いやいや私たちはイセエビを食べに来たのではなく
生物をいただきに来たので悪いです

と心の中で思いつつも...


遠慮なくいただいちゃいました!!
初めてこんな新鮮なうちに食べたので
プリプリして美味しい~~
もう他の所では食べられないかもしれません!!!


そしてさらに!!!朝御飯もご馳走してくれるとの事で
私たちも料理のお手伝い
捌き方のレッスンを受けながら
IMGP4497.jpg

イセエビとカワハギの味噌汁を作りました!!
IMGP4508.jpg

IMGP4518.jpg
ご馳走していただいた漁師さんに感謝し、
一緒に美味しくいただきました

普段朝からこんな贅沢な食事をしていないので
罰が当たらないか不安です


と、イセエビの感想だけではなく
ここで少し牟岐の漁師さんたちのエビ網漁の流れについて説明します
漁師さんたちは朝の2時に漁に行き、4時ごろ港に帰ってきます!
網からイセエビをはずす作業を手伝うのは夫婦、家族、親戚だったりと
みんなで協力して行っています!
はずし終わると、網を干して、お昼ごろまた網を仕掛けに行きます
IMGP4490.jpg

一緒に作業をしている姿にこれこそ理想の夫婦、家族であったりするのかなぁー
と思い涙腺の弱い私は一人うるうる


漁師さんたちのご好意でご馳走していただけたり、
魚やカニおるけどいるかー?と声をかけて下さったりと
人の温かさを改めで感じたCBなのでした


次回はエビ網でいただいてきた
生物のご紹介をしますので続編をお楽しみに~

エビ網漁は誰でも自由に見学できます!!
漁師さんのお邪魔をしないように是非どうぞ~
IMGP4505_20120928154705.jpg
byCB
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2012. 09. 24

台風一過

台風が去って室戸はすっかり秋模様です
台風が去って‥
そう台風が去って‥いました変な生物~

台風の後は海の中がひっくり返っているので
いつもと違った変な生き物、珍しい生物が
漂着したり網にかかったりします。
‥と前回のブログでCBがお伝えしましたが、
いました変な生物~

それがこちら

トカゲハダカ

hen-トカゲハダカ2

でた~

The・深・海・魚~

荒波で揉まれたせいか、体表がボロボロで種名を断定できませんが。。
おそらく"トカゲハダカ"という深海性の魚です

しかも~‥

hen-IMGP4409.jpg

13匹も獲れちゃった

群れで泳いでいたんでしょうか
1匹見つけてもビックリなのに13匹もいるとは~

凶悪犯のような顔や白銀にきらめく体も魅力的ですが、
さやえんどうの深海魚のココが好き!ポイントは‥

hen-トカゲハダカ2-5

体側に並んだ発光器~(え?マニアックだって??笑)

規則正しく並んだ銀色の点々は深海魚によくある
発光器なんです

この器官は、獲物を引き寄せたり、パートナーを口説いたり、
自分の影を隠して身を守ったりするために光を発していると
言われています!

発光器は深海魚の中でも捕食される側、食べられる側の
魚たちに多くついているそうです
海の中でも強い奴は強い!
弱い魚たちは、発光器に助けられながら生活しているんですね

ちなみにこの13匹のトカゲハダカは未知なる深海魚の
生態解明に繋がるように!
標本として丁重に保存させていただいてます

深海の闇の中、ボーっと青白く光るトカゲハダカを
いつか自分の眼で見てみたいと夢を馳せる
さやえんどうがお送りしました



2012. 09. 16

台風16号(サンバ)到来!!

みなさん台風が近づいてきていますが
台風対策は大丈夫でしょうか?
室戸基地は古い家なので対策はかかせません!!
(雨漏りするんです...)
各漁港も対策をしていました!!

こちらが普段タンクやカゴを置いている様子↓↓
sIMGP0436.jpg

こちらが台風対策後の様子↓↓
漁港

飛ばされそうなタンクやカゴが綺麗に片付いていますね~

台風対策をするのは室戸基地や漁港だけではありません!!
私たちが管理している生簀もです!!
ikesu.jpg

荒れた海から流木やゴミなどが流れてきて
網に絡まってしまうので網を上げます

こんな感じで網を引き上げ、飛ばされないようたたんでおきます!!
IMGP3624.jpg

これで台風対策はバッチリです

そして、現在の室戸の海の様子です
漁港の中まで海水が入ってきています
漁港2


波が岩にあたり、物凄い水しぶきです
1_20120916193944.jpg
みなさんはこんな天候時には絶対に海に近付かないようにして下さいね
(と言いながら、自分たちは海に近付いて撮影)

台風の影響で荒れた海の中はひっくり返るので
次の日は珍しい生き物が獲れたり、面白い物が漁港に流れ着いたりします
なので台風は嫌ですが、台風後の海は楽しみにしているCBなのです(^^)

2012. 09. 11

仔ガメの不思議


最近室戸基地周辺ではトンボが飛んでいたり、
夜は秋の虫たちの音色が聞こえてきて、
秋を感じている今日この頃
(まだ蝉の鳴き声も聞こえますが...)

夏が終わりウミガメたちの産卵シーズンも終わりました!!
今は仔ガメたちの孵化が始まる時期です

と言うわけで
今回はみなさんに仔ガメの生態の中でもマニアックな情報を
ご紹介させていただきたいと思います

それは...

ウミガメは砂の中の温度で性別が決まるんです

どういうことかと言いますと。。。
砂の中に産み落とされてから孵化するまでの
一定期間の砂中温度によって性別が決まります

なのでお母さんウミガメが卵を産み落としているとき
実は卵の中に入っている仔ガメたちの性別はわからないんですよ
産卵
同じ爬虫類であるワニやトカゲでもあるんです

知っていた方!!
あなたはもうウミガメマニアの仲間入りですよ~

では砂中温度が何℃なら雄雌どちらになるのかと言いますと。。。
29℃を境に決まるんです

29℃以下なら雄、以上なら雌になるんです!!
と言うことは
29℃だと雄雌両方半々の確率で産まれてくることになります!!!

温度で性別が決まるなんて驚きの生態ですよね
私はウミガメについて勉強中の身ですが、一番驚いた生態です

厳しい自然環境の中で成長した仔ガメは
天敵が少ない夜中に砂の中から出てきます
産まれてきたばかりの仔ガメが元気いっぱいで休むことなく
泳ぎ続けられる時間は24時間!!
仔ガメ1

その時間内に沖の方まで泳ぎ
少しでも大型の捕食者から遠ざかったり、海流に乗って生き残ろうと
仔ガメたちは一生懸命泳ぐのです

しかし、海と言う広い世界に旅立とうとしている仔ガメにはこれから
たくさんの試練が待ち受けています
仔ガメ2

数々の試練を乗り越えた仔ガメが無事に成長し
産卵に戻ってくるウミガメの姿はすごく逞しく美しいと思うCBなのでした

立派になってかえっておいでよ~

2012. 09. 04

骨女-ツバクロエイ編

まだまだ残暑厳しい室戸ですが
夜は涼しい風が吹くようになって来ました
気温差に負け、風邪をひいてしまったさやえんどうです
皆さんも風邪にはご注意くださいませ

さてさて。
先日漁港周りをしていると、なにやら巨大な生き物がいる気配が。。
恐る恐る近づいてみると。。

IMGP2700.jpg

出た〜
ツバクロエイ〜

しかも親子〜

残念ながらお亡くなりになっていました。。
そこで。。
久々骨女登場

ワタクシさやえんどう、何を隠そう骨格標本作りが趣味!
とまでは言いませんが、はまっております。
そこで前の職場でついたあだ名が"骨女"..。
まぁ、イイですけどね..。

こんな巨大なエイの骨格標本なんて見たことないな〜
おもしろそうだな〜
とさっそくもらって帰って標本作りスタート

体の幅が約1mの巨大エイ!

まずは解剖して胃や腸の中をチェックします!
何を食べていたんでしょうか

...!?!?!?!?!?!?

何かゴロっとしたものが入っています!
でもココは消化管じゃない...

取り出してみると..

IMGP2711.jpg

ん?

IMGP2712.jpg

んん!?

IMGP2713.jpg

あっ!赤ちゃんエイ
なんともう1匹お腹の中に入っていたんです
こんな風にくるまって入っているんですねー。

エイの出産シーンって見たことありますか?
某沖縄の水族館でエイの出産があったときの動画が
某youtubeでありますが、それを見ると一目瞭然!

出産と同時に赤ちゃんエイがくるまった状態から
羽ばたく(!?)瞬間が見れます!

こんな風にくるまった状態で、外の世界に出るのを
今か今かと待っているんですね

なんだか感動
次は無事に生まれてきてほしいなぁ

感動しつつ、さぁ標本作りスタート

。。と長くなってしまったので、作業のお話はまた次回

sIMGP2739.jpg

作業はチマチマ続きます。

....はっ
収納場所、どうしよう
外に出しっぱなしだとすぐに腐っちゃう
かといってこの大きさは冷凍庫にはいらない

...

さっきの赤ちゃんや
赤ちゃんみたいにくるくるに巻いて冷凍庫にいれよう!
さっそく先ほどの発見が役にたちました

あんなにしなやかに動けるエイの骨ってどうなってるんだろ?
エイの種類によって違ったりするのかな?
そもそもあんなに巨大なエイの標本なんかできるのか..?

疑問・不安はたくさんですが、
やってみよう!やっちゃおう!精神で
チャレンジしちゃいたいと思います
続報をお楽しみに〜

by骨えんどう

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